WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

今の暴落の原因がいまいちわからなくて怖い

日経があっさり、簡単に、あっけなく15000円を切ってしまった。僕はというと、今週頭に持株は最低単元を残して損切っていたので、致命傷とまではいかず深手を負う程度で済んだ。信用取引に手を出して無かったのも大きい。投資はやはり余裕資金の範囲だけでやるものだ。株も為替の動きも死者と長者を生み出すのに十分すぎる動きをしている。動く時は一瞬、投資の怖いところだよね。

 

 

それにしても今回の暴落は腑に落ちない。確かに原油は安い、エネルギー関連企業やそれに投資してるところはかなり痛手を負っているだろう。中国の景気減速も明らかになってきている。そういう中で不安な心理が働くのはわかるが、しかしまだ事件は起きていない。2008年の暴落、あれはリーマンの破綻やAIGの経営不振などが最終的な引き金になった。それまでもサブプライムローンの焦げ付きやアメリカの住宅価格の下落などが話題に上がることはあったし警告はされていたが株価は不気味に上がり続けていた。

 

今回はどうだろう。まだ実体経済はそこまで悪化している様子はない。インパクトの大きな破綻話もない。しかし落ちている、リーマンショック以来という落ち幅で。もしここに事件が起きたならば、そう思うと恐ろしい。今までさんざんしていた中国は大丈夫なのか、アメリカではサブプライムで車をガンガン売ってたな、日本の増税は流石に無理だろう…色々なことが頭に思い浮かぶ。

 

最終的に至った結論としては貧弱一般人たる僕ができるのは慎重に注視する事だけなので、家に帰って週末を楽しもう。投資は懐の痛みが我慢できる範囲で買い物!個人投資家はプロと違って塩漬け出来るのが利点だ。景気には波がある、悪い業績はいつか戻る。かつて僕が就活をしていた時にリクルータの方が発した言葉だ。その企業の業績は結局戻らずに外資の手を借りて再建しそうになっているが、僕も彼のようにポジティブに考えよう。