ムスコ氏3歳、電車が大好きな年頃です。
そんなムスコが最近気になっているのが、丸ノ内線の2000系です。
乗り物系の雑誌に、今年から運行を開始した2000系が載っていまして、毎晩寝る前にそのページを開いては
「新型丸ノ内線!丸だよ、丸いんだよ」
とはしゃいでます。*1
プラレール作れるのでは?
電車好きのご多分に漏れず、ムスコはプラレールが好きです。ただ探してみた感じ、丸ノ内線2000系のプラレールはまだ出ていないようです。
無いなら作らねばなるまい。
我が家には箱型の通勤電車、E231系があります。顔が多少異なりますが、筐体だけすげ替えることは可能でしょう。
箱の内寸、引掛けとネジ部の高さ。そこさえ守っておけば、ガワは自由にモデリングできるはずです。
写真をもとにモデリング
2000系で検索をかけると、沢山の写真が見つかります。ただほとんどが斜めから全体が見えるよう撮った写真です。モデリングに有用な、正面・側面・上面の写真は見つからず…しょうがないので想像でモデリングしていきます。
基本形状を押し出した後は、面を張ってボディをカットして作っていきます。やり方は、下記の記事を参照してください。
自分は慣れているので、この手法を使っていますが、自由な形状を作るならスカルプトの方が楽に、直感的に作れます。なので、初めてFusionに触るという人は、スカルプトをおすすめします。そちらに慣れたほうが、モデリングの幅は広がります。(設計という点では、その限りでもないですが。)
モデリングを始めてみると、意外と2000系の曲線の絡みが複雑なことに気が付きます。写真からではどのような形状になっているのかうまく掴みにくい。丸っこいデザインって難しいですね。
面を切り貼りして顔の輪郭が出来上がったら、窓やライトを付けていきます。少ない作業量で大きく見た目が変わり、非常に楽しい工程です。
曲面の窓は、表面をオフセットした面を作っておき、押し出しのオブジェクトにオフセット面を選択することで作れます。
左右のドア、窓は対象形状です。スケッチは1つだけで十分。
押し出しの開始を左右それぞれの面で選択肢、そこから距離を記載することで、同じスケッチで左右それぞれの形状を切り取れます。
細部を作るのが楽しくて、中をくり抜くのを忘れていました。履歴をさかのぼってシェルで肉抜きをします。顔の部分は作り込みすぎてうまく抜けなかったので、一旦ボディを分けて直方体の方だけシェルで抜きます。残った顔の厚肉部分は、またまた面を張って切り取ります。ダメなモデリングの見本です。
最後は雑にネジ穴を掘って終了です。アウトサートナットを使えよ、という意見もあるかと思います。持ってないのと、少量買うという選択肢が取りにくいので、簡易的に樹脂側にネジ穴を掘ってお茶を濁しました。
完成も、3Dプリントはまだ
そんなこんなで完成です。
3Dプリンタでの出力はまだできていません。夜間動かすと音が大きく、出力放置して家を出るのは危険、となかなかタイミングをつかめずにいます。うーん、夜間動かしても静かに寝られる、広い家が欲しい。
出来上がりがどんな感じになるか、出来たものをムスコが見たらどんな反応をするのか。楽しみに想像を膨らませながら、今週もラスト一日頑張ってハタラクゾー。
<追記>3Dプリントしました
印刷してみました。
3Dデータで面が汚いな、と思っていたいた箇所が見事に汚いです。サーフェス妥協してしまったからなぁ。
それでもムスコが手押しして遊んでくれるし、プラレールに付けられるので走らせたりしてくれてます。ヤッター!
できる範囲で色塗ったりして、完成度上げたいところですね。
こんな記事も書いています。
*1:2000系の窓は一部が丸いのです。