はじめに
Maker Faire Tokyoに行ってきました。電子工作を基本にして、とにかく自作で何か作ってみたぜ!という熱意あふれる作品の見本市みたいなものです。
行きたいなーと思いながらも公私ともにワタワタしていて参加するのは厳しいかも…と諦めていたのですが、美人で気前が良く家事育児万能で心優しい嫁さんから許しが出たので、これ幸いと参加する運びとなりました。感謝しかありません。
タイトルにある通り、Maker Faire Tokyoには初めての参加です。僕自身は余り創作活動に励んでないので、こういう場に足を運んで楽しめるかな…という不安もあったりしたわけです。
で、実際に参加してどうだったのかというと「来年は嫁さんとムスコと一緒に見て回りたい」と思う程に楽しめました。仕事でのモノづくりとは違い、需要とか市場とかの外部要因を排して「作りたいから作る」という内の想いから産まれた展示たちは、自由で新しくて、何より楽しそうでした。
ちょっとでも雰囲気伝われば、ということで写真をぺたぺた貼っていきます。本当は動画の方が伝わりやすいのですが、動画はあまり撮ってなかったもので。。。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
当日の様子
ビッグサイト。道中のマックにてファイヤーが湧いてましたが、トレーナー少なくて倒せませんでした。(ポケGO)
僕は2日目の参加です。ネットで見た1日目と比べると、人の入りは落ち着いてました。
月面探査のレース"Google Lunar XPRIZE"に出走するローバーです。(本物ではなくモック)民間だけで月を目指すチームHAKUTOという団体が挑戦するそうですが、協賛する企業もそれぞれの得意分野の技術を提供してるそうです。展示主であるKDDIは通信と画像圧縮・復元を担当しているとの事。
個人的にはセメダインの話を聞いてみたかったです。軽量化のために組み立ては機械的締結ではなく接着剤でやってるそうなんですが、宇宙環境に耐えられる接着剤って凄く無いですか?接着剤ほど環境の変化に弱いものは無いでしょうに。
ピタゴラスイッチのようなクラフト群。
定期的にCtrl+Sを押して保存をしてくれるマシン。使用中はきっちりとセンシングして控えていてくれます。スゴク実用的。
羽がパタパタして飛ぶやわらか人形。この羽から生まれる揚力だけで飛べるものなんですねぇ。
こちらの動きに合わせて動いてくれるヨガ盆栽。気の抜けた感じが侘び寂びっぽくて良いですね。(小並)
磁性流体で作ったキャラクター。コントローラーの十字キー操作で、指示方向が磁化してキャラクターがヌメッと動きます。トゲトゲがチャーミング。
オリジナルの5軸加工機。5軸なのであらかたの形状を製造できます。これ自作できるって凄いよなー。
ポケットをスワイプすると端末を操作出来るエプロン。嫁さんに良いかもしれない。
CAD用自作マウス。視点移動や回転もマウスだけで完結出来るのがウリ。(通常はキーボード使わないといけないので)
削り出し樹脂を研磨して塗装をやってと、外観まで気合いを入れていたのが好感です。親指位置が不自然な場所で操作性が辛かったので、そこは改善した方が良いかなー、とコメントしちゃいました。
サッカー的な動きをするロボット達。
ひたすら猫じゃらしを振り回しながら走行しているロボット。
これは動いているところを見て欲しかったです。滑らかにウネウネっと動いてた姿が印象的でした。
自動クレープ機は行列でした。みんなクレープ好きなんですねw
ペンプロッタ、自動筆記装置とでも言えばいいのかな。僕はメカ屋なので100%電子だけで完結する物よりも、メカっぽさやアナログ感があるような物の方が好みです。
MSゴシック絶対許さんマン。ディープラーニングでMSゴシックを認識し、的確に捨て去るというものです。MSゴシックが何をしたというんでしょうか。
最近は人工知能の本をちょこちょこ読んでまして、一通り読み終わって基礎的な知識がついたら動作原理を追ってみたいものです。
終わりに
展示品の紹介に終始しましたが、体験型ワークショップも多く開かれていて、子供達が親御さんと一緒に楽しくモノづくり体験をしていました。自分が考えていた以上に子供が沢山来ていて、展示を見て触って楽しんでる姿を見ては「純粋な好奇心」っていいものだなーと感じ入ってました。
それで、冒頭にあるように「来年は嫁さんとムスコをつれてきたい」と思ったわけです。消費するものが絶え間なく安価に供給される昨今にあって、作る側の楽しさに触れる事が出来る場って貴重だと思うんですよね。
物販に関しては財布のガード固めにしていったのでノーダメです。ラズパイの液晶は前々から欲しいと思っていて安くなっていたのもあって手が出かけましたが、ガマンガマン。
展示は一通りなめたつもりでしたが、他の方のレポートを見てみると見落としを結構やらかしちゃってました。片方のホールで結構な時間を使っちゃったせいで、もう片方のホールが駆け足になってしまったのもあります。それだけ展示の規模が大きいというわけですね。
来年もぜひ参加したいものです。