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新年早々、葛根湯が効かない体になったと悟る絶望

若さ 若さって何だ?

この問いに対する答えの一つは葛根湯を飲めば一晩で体調不良が治ることだと、僕は思う。

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葛根湯を初めて飲んだのはいつだろう?思い出せないくらい昔だ。僕の人生は葛根湯とともにあった。新社会人時代に慣れぬ徹夜残業で体調を崩した時、大学時代に単騎待ちスーアンコウに振り込んで寝込んだ時、高校時代に受験勉強を頑張って疲れた時、中学時代に寒空の下の部活で風邪を引いた時。いつも葛根湯を飲み、翌日にはHP満タン状態異常なしまで回復していた。

このたびの年末、みんなの笑顔を守るため、具体的に言うと遠い地に住む両親に孫の顔を見せて喜ばせるために、僕はムスコとマンツーマンでの帰省を果たした。(嫁さんは体リハビリ中なので断念)往路・復路とも、箱根を走る学生達に負けないくらい死力を尽くした。結果として両親は喜び、ムスコは得難い体験を経て大人の階段を上り、僕は体調を崩した。

久々の体調不良、僕は戸棚の奥底に眠っていた葛根湯・顆粒に手を伸ばした。ちょっとした苦みを伴って喉元を通り過ぎていく感触に「これで明日も元気に初詣だ!」なんて思いながら、僕は年越しの瞬間を待たずして眠りに落ちた。

翌日、新年あけましておめでとうの日。起きてすぐ気付いたのは喉の痛みと頭の重さ。治ってない…それどころか、悪化している。何故だ。

クラシエのHPによると、葛根湯の効能は次の通り。

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

(引用元:葛根湯[寒気(さむけ)] | クラシエの漢方 かぜシリーズ)

体力、中程度以上あると思うんだけどな…。ということはつまり、僕自身の基礎治癒力が低下しているということだ。はっきり言って、もう若く無い、ってやつ。

今までも何度か「あ、僕って若く無いんだな」と思った事はあった。その経験を持ってしても「葛根湯で回復しない体になった」という事実は重い。近年は健康診断の数値に黄色信号が見え隠れするようになってきたし、この体が劣化している感じは何とも絶望を感じるものである。

一日休んで行った初詣で無病息災を祈る。もうしばらくは、僕に「若く無いんだ」と現実を突きつけないでおくれ。