株式投資する時に銘柄選びってどうやってます?
ファンダメンタル派かテクニカル派で違うとは思います。僕はファンダメンタルを重視する方なので、一通り主要な企業情報に目を通したうえで、目ぼしいものを漁っています。
しかし社会人の日々は仕事にプライベートに忙しく、自分の手で欲しい情報を集めて、定期的にメンテナンスをしていくことが最近辛くなってきました。
何らかの方法で効率化を図れないかなー、と考える日々が続いています。
現状の銘柄選択プロセス
今のプロセスを振り返ってみます。その上でどのあたりに不便があるのか、どこが改善できるのかを考えてみますかね。
スクリーニング
一番最初はスクリーニングです。いつもSBI証券のスクリーニングを利用しています。PER/ROE/自己資本比率あたりを中心に弄り、割安かつ自分好みの会社は無いかなとざっと眺めていきます。
スクリーニングのファクターがテクニカルよりなのが不満点です。業績に関連する項目については直近だけでなく数年単位の平均値が使えると嬉しいのですがね。
リスト転記
スクリーニングに引っかかった銘柄は、スプレッドシートにて自分で作っているリストに転記して、詳細を調べていきます。リストにしているのは他の企業と比較検討する時にぱっと見で分かりやすいからです。(現状、比較できるほどのデータ量はないですが)
リスト作成は半分は自動です。ウェブスクレイピングにて拾ってきているものと、自分で短信や有報から抜き出し、計算しているものがあります。EBITDAが拾えるサイトがあればいいんですがね。
企業調査
リストに記載したうえで「この会社いいね!」となったら、詳細に調べます。企業のHPを見たり、会社の評判を調べたりです。そして何より、複数年のデータを見るようにします。不況時での振る舞いは気になるところなので、リーマンショック含む10年分くらいざっくり見ます。
ここで役に立つのが財務分析サイトのValuation Matrixです。
財務分析サイト Valuation Matrix (バリュエーションマトリックス) | 長期投資家のためのファンダメンタル・財務諸表分析・企業分析サイト
自由自在グラフは比較するも良し、推移を見るも良しで重宝しています。視覚化されるとぱっと見で情報を吸収できるので、いいですね。
上記のように、スクリーニング→リスト転記→企業調査を経て、「これだ!」と思った会社を証券口座のポートフォリオに入れておきます。そして時どきの雰囲気で売買に至るわけです。
現状プロセスの不満点
不満点をまとめると下記のとおりです。
・複数年度の情報でスクリーニングしたい
●リスト転記
・各企業のIRページに飛んで短信・有報を入手するのが面倒くさい
・短信・有報から欲しい情報をリストに抜き出すのが面倒くさい
・最新の情報だけしか記載されず、特別要因の影響が除外できない
●企業調査
・Valuation Matrixまで飛んでログインするのが面倒くさい
(リストから自由自在グラフまで飛べると嬉しい)
このうち最も改良したいのがリスト転記の作業です。リストのメンテナンスが何より面倒で嫌なので、このあたりをうまく効率化してやりたいです。
短信・有報を自動でDLできるようにしたい
決算発表で新しい短信が企業IRページにてアップロードされた時に、自動で短信をダウンロードしてくれるような仕組み、できればいいと思うんですよね。
Webとかソフトのお話は明るくない系のエンジニアなので「これ簡単にできるんじゃないの?」と思うんですが、そこのところどうなのでしょうか。
短信・有報から欲しい情報をリストに転記したい
短信や有報はPDFです。毎回これらを開いてBS(貸借対照表)やPL(損益計算書)、CF(キャッシュフロー計算書)を見てほしい情報をリストに手打ちしていくわけです。無駄という文字を体現化したような作業です。
これも文字認識とか画像認識とかでいい感じに欲しいところの情報だけ抜き出せないかな、と思うんですが、どうでしょうか?
終わりに
察していただけたかもしれませんが、この記事は「どうしたら効率化できるんだー!」と悩みをさらけ出し、周りからなにかいいアイデアを貰うことを期待して書いたものになります。
そんなわけで「こういうサービスがあるよ」とか「こんな感じでシステム設計すればいいんじゃない」とか、何でもいいので募集中です。
自動で色々やるという点に関しては、いま遊んでる状態になってるラズパイをうまいこと活用できれば理想的ですね…。
(追記)効率化してみた
こんな記事も書いています。
短信は会計士の監査・レビュー対象外だそうですが、そんなことお構いなくガシガシ参考にしています。
ぼちぼち優待が届く季節ですね。この分のお金を配当で出して来れた方がこちらとしては嬉しいのですが。