WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

繁忙期でも研修に行く勇気

「1日研修?行っていいけど、仕事の納期は守ってね。」
上長からのお言葉。いや、まさにその通りなんですが、この一言で研修に行くハードルがグッと上がるんですよね。特に今みたいに、みんな切羽詰まって休日出勤したりするようなタイミングでは。

まぁ、それでも研修は行ったんですがね。

設計者は積極的に知見を積むべき

設計でヘマをすると、試作期間で数日~数か月の工数がかかります。市場で問題が起きると、+αで多額の費用と会社の評判が犠牲になります。悪い設計は、モノが出来て以降だと対処療法しか解が無く、対策も早急に行うことが求められるので、検討する人・部署も疲弊してしまいます。

じゃあどうすればというと、設計の質を高めるしかありません。そのために個人としてできるのはは自身にノウハウを貯めるしかないわけで、仕事を通して経験値を積むか学習して学ぶかする必要があるわけですね。(組織的にはプロセスから設計の質を高めるアプローチもあるけど、それはまたの機会)

で、会社の研修です。
歴史のある会社は試作・市場での様々な失敗経験を持っていて、その中でも特にクリティカルな事項について教育・研修という形で後進にも伝えています。実体験に基づく、実践的な知見が得られるということです。これは会社の財産で、この知見に触れられるのが歴史ある会社に勤めるメリットです。こういうのは積極的に学び取って個人のスキルにしていきたいものです。

「忙しくない時」なんてない

忙しくなると直近のことで頭いっぱいになっちゃうんですよね。

だからと言って研修を後々に引きずるの、良くないと思うんですよ。繁忙期であってもほんとのほんとに休んではいけない日ってのは、実際のところはそんなに無いはずです。

付け加えると、忙しくないタイミングなんてありますかね?仕事は常に口を開けて僕らを待ってて、どんなに必死にやって消化しても無限増殖するわけで。だから、研修に行くには思い切っていくしかなーと思っています。

周りみんながそんな感じで知見を積むことを優先していけば、それが将来的には効率化にもつながっていくはずです。

まとめ

最近いそがしい割に研修でちょくちょく業務抜けてて罪悪感あったので、自分の意思を固めるついでに文章に起こしてみました。
組織として研修に行きやすい雰囲気を作ってくれれば最高なんですが、そこまで求めるのは甘えすぎですかね。

CAD研修はモデリング効率が上がる内容だったし、製造研修は実作業を経験することで工程上の不良要因へのイメージを深く持つことが出来ました。
今後も僕は設計者として仕事していくわけで、いつか何かの役に立つんじゃないかと思います。これは会社のためにもなるし、もちろん自分のためにもなります。

そんなわけで、直近の業務に捕らわれずに、会社が持ってる知見はガンガン取り込んでいこうと思います。上長に怒られないようアウトプットもしっかりしつつ…(自戒)