WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

初の米国ETFはS&P500ETFのIVVかな。VTI・VOO・SPYと比較検討してみた

米国ETFの購入を検討しています。昨年は日本株の高ボラティリティでやらかしちゃったし、僕ももう年なのであんまり冒険せず堅実にいこうという意識の表れです。

安定して成長する米国株式市場

海外ではなく米国に絞ったETFに的を絞ったのは、中国の台頭などで国際的なプレゼンスが低下しつつある現在においてもなお超大国であり、世界の知と金が集まる国であり続けるだろうという考えからです。アメリカの代表的な株価指数・ダウ平均が基本的に右肩上がりだという履歴も、アメリカ株がいかに安定しているかを示してくれていますね。バブルで3万9000円弱まで上げて暴落した後、未だ2万前後でうろうろしている日経平均も少しは見習って欲しいくらいです。

ダウ工業平均の推移

そんな米国株式市場は魅力的ですが、日本在住の僕では米国のリアルな状況も文化も企業も良く分からないので、個別株にはちと手が出しにくいです。そんなわけで市場連動を目指すETFの出番です。

 VTIよりS&P500ETF

米国ETFを考えたときにまず最初に考えたのがVTIです。初心者はこれを買っておけ、的な感じでいろんな人が紹介していました。構成株式銘柄数は3,613(16.09.30)と米国株式市場のほぼすべてを網羅している、まさに米国そのものへの投資ともいえるETFです。信託報酬も0.05%(17.01.03)と低コストです。

ただ構成の比重は大型株中心ではあるし、米国の主要な株式指数に連動しているETFの方が変な銘柄(失礼)が入ってない分いいのかなーという理由でS&P500ETFが魅力的に映りました。

S&P500指数は、これまた米国株式市場の代表的な指数で、その名の通り米国の主要産業を代表する500社から構成されています。前述のダウ工業平均が30銘柄だけなのを考えると、よりアメリカの実情に近い動きをしてくれるのかなと考えてます。

SPY / IVV / VOO、3つのS&P500ETFを比較

S&P500ETFは運用会社別でSPY、IVV、 VOOというものがあります。詳細は、いつもいろいろ勉強させていただいているたぱぞう (id:tapazou)さんの記事を見た方がいいと思います。僕もETFの検討にあたり大いに参考にさせていただきました、ありがとうございます。そしてパクったような記事を書いちゃってすみません。

www.americakabu.com

で、データだけ念のため自分で拾ってみました。グーグルファイナンスとそれぞれの会社のHPから拾ったものです。(17.01.03) 投資する場合は自分できちんと1次情報を見るよう、お願いします。

SPY,IVV,VOO比較

リターンに関しては、同じ指数と連動することを目指してますから大体同じですね。配当利回りは結構違いますが、これは毎回変動するものですし現在の利回りだけで決めるのはどうかなーというところ。信託報酬は、現状だとIVVが一番安いです。VOOとほとんど同じレベルですし、そもそもが低水準なのでこのくらいの違いがなんだ?という気もします。

会社の好みとかで決めてしまってもいい気がするので、ひとまずは現状条件が一番良さそうであり、かつてiシェアーズ MSCI コクサイETFを持ってた縁でIVVを買ってみようかと考えています。余談ですがiシェアーズ MSCI コクサイETFは日本以外の先進国の指数との連動を目指したETFで、日本がアベノミクスに湧いている時期に持ってました。何をやってたんでしょうね。

購入時期について

買う・・・・・・!買うが・・・!今回まだその時の指定まではしていない。

実際のところいつ買うかは未定です。市場と、ドル建てで買うつもりなので為替の様子を見ながら、「これはヤバいな」って感じで落ちる時が来れば動こうと思います。こういう逆張り的な発想、良くないなーとは思うんですけど毎月ちょこちょこ買うのは手数料もったいないですし…ね。

ちなみに購入資金は2つの意味で遊んでいたお金をかき集めて作りました。*14つくらいの弾に分けて、下げたら追加購入していくような感じにしようと思います。

 

*1:FX口座と数年単位で利用してなかった口座のお金