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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

ソフトが大切?本当に必要なものは技術ではない

雑記

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サムスンの行く末が日本の電機と似ている

サムスンが勢いを失っていく姿が、かつて日本を代表していた電機会社たちの姿とダブつく今日このごろ。

この記事ではハードからソフトへの移行について言及されている。バッテリーの問題というハードウェアの量産トラブルを抱えてる会社にハードの比重を下げろというのは如何なものか、というところはひとまず置いておいて……。ソフトウェアを重視せよ、これは日本でも叫ばれている事だ。それも最近になってからではない、10年以上前から現在進行形で言われていることだろう。

 ソフトウェアってなにを指してるの?

しかしここで言うソフトウェアとは何を言ってるんだろうか。確かにアメリカではハードウェアではなくサービス・ソフトウェアから始まった企業が世界の在り方を一変するほどのイノベーションを起こしてきた。そのスタートにはプログラミングの技術があったことは僕も否定はしまい。だけどプログラミングが最重要なんだろうか。4大力学や電磁気学を学習するのではなくJavaやSwift、Scalaなどの言語を学び、重用していけば堕ちてしまった日本の電機は復活できるんだろうか。僕はそんなことはないと思う。

技術そのものではなく実現すべき事こそ重要

本当に大切な事は技術によって何が出来るかではなく、人々は何があれば満足できる・幸せになれるかということだ。技術ありきで考えるのではなく、実現したい事があって初めてそのために必要な技術を探し、学ぶべきだ。機械工作や設計のスキルをプログラミングのスキルに置き換えた所で作るべきものが無ければ結局は何も変わらない。

かつて日本の電機が競争力を保っていた時代、人々の求めるスペックに対し製品のスペックが追いついておらず、そのギャップを埋めるという明確な課題があった。思うに、日本人の生真面目さや組織思考は明確な課題を解決する際には大きな力となる。しかし今では製品のスペックは大体の人が求めるものを上回ってしまった。コンピュータはモバイルできるレベルまで軽く小さくなった、テレビのサイズは部屋の製品価格ではなく部屋のサイズに支配されるようになり、オーディオの音もオカルトと紙一重の領域まで踏み込んできている。そんな環境で必要なのは既存のスペックの向上を続ける事ではなく、人々にとって必要とされているものは何かということを探し当てることだろう。潜在需要を掘るとでも言えばいいのか、消費者自身にさえ分からない「出来たら良いな」を考え抜くことこそ今の時代に必要なことだ。僕は頑張って0.1mm薄く設計した筐体が数mm厚のカバーにくるまれている姿を目撃する度にそう思わされた。

 経験と考察が必要

人々の需要を読み解く事は技術的な課題の解決を試みることとはまったく別次元のことだ。需要を知るには自分自身も作る側ではなくユーザーになり、必要なものや不要なものについて絶えず考えなければと思う。そのためには仕事だけでなく自分の趣味を持ったり家族サービスをしたり人付き合いをしたり、自分の人生を自発的に過ごし、人のことを想う時間が必要ではないか。ちなみに僕は通勤時間によって人生を生きる時間を大幅に損しているので、誰か武蔵小杉のタワマンを買ってプレゼントしてほしい。

ソフトウェア重視、結構なことだと思うよ。何かを為そうとした時に基礎知識すら無い状態では何も行動に移れないからね。ただし本当に重要な「為すべき何か」は技術の習得によって得られるものではない、ということを言っておきたい。特にプログラミング教育に過度な期待をかける人たちにね。

PS)はてなブログアプリ使いにくい

こういうエントリを書いたついでなので、はてなアプリユーザーとして利用感想を述べておきたい。はてなブログアプリ、下記の理由で使いにくい。

  • リンクがデフォルトで埋め込み式にならない
  • 見出し画像の設定ができない
  • 人のブログを読んでいる時に1度アプリを閉じると再起動時にトップに戻る
  • そもそも読みたいエントリーをタップしたらブラウザを立ち上げさせてほしい
  • 画面の拡大縮小をしたい(デフォルトサイズだと情報量少なくて読み書きがキツイ)