WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

朝から寿司を食う人々

人生には変化が必要だ。そんな思いに駆られ会社への最短ルート路線をあえて外して出勤してみた。決して会社が嫌なわけじゃない、少し遠回りをすることがあってもいいじゃないか。自由とはそういうものだ。ちなみに関係ない話になるが、本日の朝にエビワラーをゲットしたゼ!

 
さて、そんなこんなで違う路線を経てたどり着いた会社最寄りの駅、僕はいつもとは正反対の方角に降り立った。いつもと違うホーム、構内…普段はホームから上がるとすぐに改札なので新鮮な感じだ。そこには忙しいサラリーマンの朝食を提供する様々なお店が並ぶ。立ち食い蕎麦屋、カフェ、スシ屋…スシ?!朝食にスシ?ナンデ!?マジか
 
見間違いではない。その寿司屋は確かに営業しており、中では職人姿の店員が客にスシを提供している。握り寿司は江戸時代の庶民にとってファーストフード的な存在だったと耳にしたことはあるが現代においてもそのような感覚が生きている場所があったのか。
 
スシに対して特に贅沢やら豪勢といった考えは持ち合わせていないが、それでも朝からスシというのは僕にとって違和感がある。スシを食べる時はやはり寛いだ状態でゆっくり味わいたい、それが回転しているものでも止まっているものでも…。仕事が後に控えているとすると、僕はスシという気にはならないかな。あまり重たいものでもないので軽めに食べられるという点で、気分的なものを除けば割と朝食に向いているものかもしれないが…値段的には結構重たそうだ。少なくとも6枚78円の西友食パンが毎朝の食事である僕からすると、たとえワンコインだったとしてもなかなかいいお値段だ。
 
あそこでスシを食べている人たちはどんな人なんだろうか。普通に朝からやる気をつけるために食べているサラリーマンなのか、仕事から解放されて自由気ままに生活できるような人たちなのか…もしかしたら夜勤明けの人たちの晩飯なのかもしれない。そういえば孤独のグルメで朝から飲める店とかやってたなぁ、ああいう雰囲気の店に徹夜明けのテンションで突入して好きに飲み食いして帰って眠れたらどんなに幸せだろう。そんなことを思いながら、当たり前だけど普通に出社して今日も勝利者のいない戦いに明け暮れて今に至る。普段と違う道には少し変わった景色があるものだね。