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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

今週のポートフォリオとMORESCO

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今週は比較的穏やかというか、出来高が低くて閑散とした感じの日々が続いた。僕の保有銘柄はというと、じわじわといやらしい感じの下げが続いて先週より少しマイナスになったかなというところ。オムロンくんが金曜に上げたので、それに助けられている感じはある。NISAの欄を見ていただくとわかるが先週から1銘柄増えている、MORESCOだ。暴落といえるまで待とうと思いつつ、進むことも戻ることもできずにレンジで動く相場に我慢できずに買ってしまった。

 

 

MORESCOは水と油のスペシャリストとある、潤滑油やダイカスト品を型から抜けやすくするための離型剤、切削加工時に加工具の冷却や被削材の除去を行う切削油など、製造にて主に使われる油を作っている会社だ。紙おむつ向けの接着剤もやっているようだ。

 

なんでこの会社を選んだかというと、なんといっても安かったから。現状の株価にてPER6.9倍PBR0.87倍と結構な売られ方をしている。扱っている製品が製造業、特に日系の自動車関連がメインの1つなので今年から厳しい環境になるだろうなってところで売られているのかと思う。しかし昨年度実績でROE12.3倍自己資本比率も50%強とあることを考えると割安なんじゃないかなーと思っている。配当予想が3.5%程度で株主優待あるので、長らく持つなら悪くない。

 

事業内容自体は地味なもので扱っている製品1つ1つの市場はそんなに大きなものではない、いわゆるニッチ市場ではある。僕はこういうニッチ市場で戦う会社が好きだ、市場の大きさゆえに競合が少なく、それでいて一定のニーズが存在する。ニッチ製品は一度採用されて実績ができると、なかなか他のものに切り替えられない。設計を行う上で設計工数短縮のために流用設計を行うことはよくあるが、流用設計は同じ性能の部材を使うことが前提となっている。実績のないものを使用するとなると性能や副作用などの確認が必要で工数とリスクをとる必要があるため、コストが高すぎたりそもそもの性能が不足したりという話にならない限りは別のものに置き換えられることはなかなか無いだろう。ニッチ製品といえば日東電工が有名だが、あぁいったニッチな製品を数多く持っている企業というのは長期間にわたって安定的に利益を上げられるビジネスが構築されていると僕は思っている。

https://valuationmatrix.com/api/chart?tickers=!,5018,&term=10&y=%E5%A3%B2%E4%B8%8A%E9%AB%98%E5%90%88%E8%A8%88&ytype=bar&y2=%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%88%A9%E7%9B%8A

最後にここ数年の売り上げと営業利益をペタリ。ちょこちょこ不況時に利益がガクッときてはいるものの、赤字に陥ることなく着実に商売をやっているのではという印象を受ける。リスク点として前述の日系自動車会社への依存率が高いことと、原油価格の変動をうまく製品価格に転換させられるかというところが今後肝になってくるかと思う。ま、景気が悪くなってくるとどの業界も利益は厳しくなるものだし、加工油や潤滑油は製造関連なら車に限らずお世話になるものだ。というわけで少し楽観視しながら、しばらく様子を見て行こうと思う。