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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

会社での昼寝の気持ちよさは異常

大学時代まで僕に昼寝の習慣は無かった。それが若さゆえの体力のためなのか、日々を今ほど必死に生きていなかったためなのかは分からない。

 
僕が昼寝に目覚めたのは社会人になって4年ほど経ったころだ。年を経るごとにレベルアップしていく仕事、長引く労働時間、犠牲になる睡眠時間…僕の疲労はピークに達していた。そしてトドメに経費削減をうたった事務所のランチタイム消灯…暗所での読書やネットサーフィンは目に毒であり、健康志向の僕は昼休みに行っていた行動を奪われた。
 
読書もネットもダメとなると何をすればいいのか…ふと周りを見渡すと机に突っ伏す人・人・人…中には仕事してる人もいたけど…とにかく皆寝入っていた。ドン引きする僕、みんなどんだけ疲れてるんだ、リクルータで大学生相手に活気がある職場だって説明してたのに、暗い中で微動だにせず机に倒れるその姿はまるで海岸に押し寄せる死んだ魚の群れじゃないか。しかしその群れが僕に問いかける、昼寝はイイぞと。僕の中に湧き上がる同調圧力。「疲れてるんだ、少しくらい寝たってイイさ」囁きかける本音ベースのもうひとりの僕。結局その日から僕も死んだ魚の仲間入りをした。サイコーだった。
 
前置きが長くなったが会社での昼寝は気持ちいい。午前にあった辛いことも使い切った体力もある程度リセットしてくれる。長時間残業で産業医にかかった時も昼寝の習慣は疲労に対する素晴らしい自己管理だと褒められた。僕は「精神疲労が見られるので残業を抑えるべし」と残業回避の口実になる一筆が欲しかったんだけどね。
 
やがて僕は会社を移ることになり、現職ではランチタイムに消灯されたりすることもないんだけど昼寝の習慣は無くならない。体が慣れてしまったからだろうか、目を閉じると自然と眠りに落ちてしまう。たかだか10分程度だけど食後の眠気は解消し、頭もスッキリする。時間当たりのリターンは大きいと感じる。
 
昼休みの時間は貴重だ。個人が情報収集に使える数少ない時間であれば、仕事の遅れを取り返すバッファにもなるし、自分を高める時間にもなる。ただ、疲れやすい現代社会、そこで生き残るためにも少しくらい睡眠に費やす時間があってもいいのかなと思う今日このごろ。